千英のひとりごと〜 Chie's words 〜

2018/01/29
英の会
昨日は第九回 「英の会」でした。
多数ご来場たまわり、うれしいかぎりです。
地元で愛される会をと、がんばってまいりました。
その思いが叶ってきたように思います。
自転車に乗って気軽に来てくださり、
会館の前で待ち合わせ。中にはきちんと
お着物姿で来てくださるお客さまもあり
本当にありがたく思います。

そして、なんと格調の高いとお誉めのお言葉も
いただきました。
これぞ、私のめざしているところ。
手作りの会ながらも、品のある温かみのある会をと
つねに心がけています。
次回は第十回、節目の年でもあります。
さてさて、どんな会にしようかな。
これからの宿題ですね。

本当にありがとうございました。
2018/01/21
第33回 伊勢志賀山流 舞初め 
今年も伊勢志賀山流、舞初めが開催されました。
第33回。国立文楽小劇場ができた年からはじまった
「舞初め」
毎年1月に同じ場所でこうして続けさせていただける
こと、これって特別ですよね。
あまり感じなかったこと、近頃いろいろと
当たり前があたりまえでないこと、
感じるようになりました。

そして今年は「紀州道成寺」の振り付けに
挑戦しました。
自分で振り付けしたものを
ご披露させていただくことに
いささか緊張いたしましたが、
舞台はやっぱり気持ちいい!

最近はああしなきゃ、こうあるべき
という、呪縛からすっかり解き放たれ
舞台を楽しむということを、、楽しんでいます。

28日、日曜日は「英の会」です。
今度はお弟子さんたちが主役。
舞台を楽しむということ、伝えてあげたいな。
2018/01/03
明けましておめでとうございます
板東玉三郎初春特別舞踊公演にいって参りました。

ま〜なんと本当にうつくしい…
玉三郎さんの「傾城」
幕が開いたとき、あまりの美しさに
舞台がどういうこしらえか、研究しよう
なんて考えはぶっ飛んでしまい、
ただただ見とれちゃいました。
素直でいいですね。

あの流れるような美しさ、
間合い、空気感、
いったんなんなのでしょう。

ふつうきちっと止まらないと
だらだらしたり、しまりがなくなったり
しますが、玉三郎さんのばあい
ずっと流れる物語がある。
いったいなんなの〜
って、お正月からいいもの見せて
もらいました。

感謝

今年もよろしくお願いいたします。
2017/02/26
ジュビター
この曲は、私の好きな曲

今回はお友だちのピアノとヴァイオリンにのせて
踊りを振り付けました。

平原綾香さんの ひとりじゃない という歌詞が
強烈に私にひびき、今回の振りは
孤独な戦いからなにもない不毛の地。そこから
芽吹き、そして誕生 というイメージで振りを
つけてみました。

2月27日(月)音で遊ぼう♪
子供達とひな祭りの曲で日本舞踊の体験後
ジュビター を踊ります。







2016/12/24
私のこれから…
暮れもおしせまり、何かとお忙しくお過ごしのことと
拝察申し上げます。
早いもので、第32回「舞初め」を迎えます。私に
とりまして、今年は変化の年でありました。
夏の浴衣会には、長唄「水仙丹前」を踊らせて
いただきました。
元禄風の格好で、毛槍をふるなんて、私の今までの
舞踊の感覚でいえば、新しいことへの挑戦でした。
また、舞初めは初の地唄「八島」を選ばせて頂きました。
耳なれるというのはえらいもので、幼い頃より
長唄、清元、常磐津、大和楽、琵琶にいたるまで
耳から入り、体にしみこんでいる感じがありますが、
地唄はない!音を耳から入れるという作業から
はじまります。
でも、いろんなことに挑戦できるのはありがたいことです。
何とぞお忙しいことと存じますが、ご指導ご鞭撻
賜りますようよろしくお願い申し上げます。

第32回「舞初め」
於 国立文楽劇場 小ホール
日時 1月15日 午後 1時開演

お問い合せ 078-891-4424
志賀山 千英
2016/11/28
英の会
11月12日、お陰様で第八回「英の会」を開催いたしました。
無事に終えましたことご報告させていただきます。

会というのは、会のみなが しよう! と思わないと
成り立たないことで、今年もまた同じ顔ぶれが集まって、
工夫と知恵を総動員して自分たちでつくる会は、千英の英を一文字とった「英の会」というよりも、
会員の(お弟子さん)お一人お一人の心のこもった会と、、、

そして、夙川の地域のお客様や、もちろん宝塚や
大阪、奈良からかけつけて下さったかたがたに
来年も楽しみにしてるよ!
と言ってくださるのがうれしいですね!
感謝感謝!

2016/08/25
ゆかた会
夏も終わりに近づくこのごろ、志賀山流のゆかた会はあります。

今年は東住吉区山坂の法楽寺というお不動さんで踊らせていただきます。

そして、今回は「水仙丹前」を選びました。
毛槍や猿若紐をもち踊る、派手な踊りです。まあ、いままでにないことです。いままで見向きもしないでいた方向に取り組もうという心境の変化。
自分でも不思議です。

伊勢志賀山流 ゆかた会

演目
琵琶 壇ノ浦
長唄 鶴の声
長唄 水仙丹前
長唄 藤娘
長唄 雨の五郎
清元 神田祭
小唄 水差し
小唄 どうぞて
(順不同)

今年、人間国宝になられた
琵琶の奥村旭翠師による「壇ノ浦」で
宗家 志賀山登羅が舞わせていただきます。

お問い合わせは、メールにて。。。
2016/07/27
ひまわり
今日小学校に出張して
子供たちに一日体験舞踊教室をひらきました。

お友だちが作曲した「ひまわり」という曲に振りをつけ、
ひまわりの花をもたせ踊りました。

お友だちから「ひまわり」の曲想を聞きました。

大輪のひまわり
風がサーッと吹き抜ける感じ
お祭り
夜露

色々なキーワードをいただき、頭の中で想像して
形づくり、またつぶし、形づくり、寝かせて
また形をつくる…その繰り返し。

振りをつけるのは、何かを生み出すよう。

そして、今日子供たちが踊ってくれて
息をした。


そんな感じがしました。

2016/05/30
晋山式をおえて
本日、東大寺の第二百二十二世別當 狹川普文大僧正の
晋山式の末席に参列させていただきました。

朝まで降り続いた雨のお陰で、みずみずしく潤った木立の間をぬけ東大寺いり。
緑が生き生きとして、何もかもがはじまりを連想させて
今日の日にふさわしいように思われました。

いつも冗談たっぷりのお上とはちがい、
荘厳な雰囲気の中、晋山式がとりおこなわれました。

なんていうのだろう、いつも目立ってとびぬけている
お上が、今日はそこにマッチングしていて、
これから東大寺の長としてたたれるお上の姿勢を見せて
いただいたような気がいたしました。


晋山式の後はお祝いの会。
こちらはお上のお人からでしょう。
笑いのたえない和やかな会となりました。

そこで、就任のごあいさつをなさったお上。
「ハラハラドキドキの晋山式。
これからは、静かなワクワク感をもってやりたい。」

少しも偉ぶらす、みなに解るように東大寺のことを
伝えていこうとなさる姿がとてもステキでした。
あらためて、お上の東大寺を愛する気持ちが伝わりました。

いいですよね。

静かなワクワク感

なんかできたらいいなあ〜
っていう、じわりじわりとくる感じ。

さすが、お上です。
2016/05/29
晋山式
晋山式とは、寺院に新たな住職が就任する際の儀式をいう。

明日、東大寺で
第二百二十二世別當 狹川普文大僧正の晋山式が
とりおこなわれます。

志賀山を、また若手の私たちのことまでも
いつも笑いながら、見守ってくださる
狹川のお上が、東大寺の管長になられるなんて、
夢のよう。

管長のご就任が決まってから、ご招待の一報を受けた
ときには、嬉しくってうれしくって家中スキップして
回りました!

まあ本当に、こんなうれしいことはめったにありません。

先日、伊勢志摩サミットで、各国首脳が集まられた
「参集殿」の能舞台で奉舞させていただいた
式年遷宮にいたしましても、
東大寺の晋山式にいたしましても
長く日舞を続けてきたお陰ですね。

私の師匠登羅にも、
「長い間、先生について頑張ってきたから
呼んでいただいたのよ。」
とおっしゃっていただきました。

神様も仏様もありがとう。

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